無線LANがつながらない意外な原因
先日依頼を受けたお客様の案件は無線LANの接続だった。
しかし作業した結果、その原因は今まで全く経験した事のないものだったので、ここでご紹介したいと思う。
まず通信環境はアッカネットワークスのADSL+無線LANで本体はWINDOWS XPのデスクトップが使われている。
パソコンはデスクトップなのだが、ルーター、つまり電話の場所と離れて設置されているためお客様の判断で無線LANを採用していた。
この選択は私自身も良いと思う。
XPは子機がインストールされていれば無線の電波を自動で検出する機能を持っているので、WEPキーなどのセキュリティがかかっていない場合ならそのまま接続できるようになっている。
逆に言えば、だからこそセキュリティの設定がされないまま使われている無線LANが多いという事になる。
今回のお客様も親機、つまりアクセスポイントと子機の間は接続できていたのだが、その後なぜがIPアドレスが自動で割り当てられない。
具体的にはデフォルトゲートウェイが空白になってしまう。
デフォルトゲートウェイとはそのパソコンがインターネットに接続する際に使うIPアドレスであり、通常、つまりDHCPが有効の場合はルーターのアドレスが自動的に設定される。
しかし今回の事例では何度再起動してもそこが空白のままになってしまう。
LANケーブルを接続すれば何の問題もなくネット接続できるので回線やプロバイダ側に問題がない事は明らかだ。
ではなぜ無線にするとつながらないのだろう。
このような場合、とるべき行動としては全てを初期化して最初から設定してみる事だ。
私はこの基本を思い出し、ルーターの初期化を行いプロバイダの通信設定から再度行ってみた。
リセットするのに時間がかかる機種だったが、何とか初期化を行い、プロバイダのアクセスID及びパスワードを設定して(この段階では暗号化キーなどのセキュリティ設定はない状態)つないでみたら何と何事もなかったようにあっさりとつながるではないか。
結局今回の事例ではWEPキー、つまり暗号化キーに何らかの問題があり、デフォルトデートウェイが割り当てられず空白になってしまうという現象を引き起こしていた事が原因だったようだ。
今回のトラブルが設定のミスなどの原因に起因するものではなく、ルーターのファームウェアのバグのような感じで納得できない結果だったが、最終的には問題なくつなぐ事ができた。
セキュリティについてはWEPキーではなくMACアドレスフィルタリングを採用したので何の心配もない事を書き添えておく。
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