携帯電話のフィルタリング 利用伸び悩み
現在、未成年者が携帯電話を契約する場合はキャリア、つまりサービスを提供する会社はフィルタリングサービスを説明し、加入するように勧めなければならない事になっています。
フィルタリングというのはネット上に存在するありとあらゆるサイトの中から若年層に有害と思われる特定の分野の情報をカットするしくみの事で、未成年者に有害とされている情報とは、アダルトやドラッグ、殺人、ギャンブル、武器に関するものなどです。
これは総務省からの要請を受けて携帯各社が自主的にガイドラインを設けている以外に、例えば東京都の場合なら説明や加入を奨励しなければならない事が条例で定められています。
他の道府県も基本は同じはずです。
しかし、この措置はあくまで"奨励" であって、加入を義務付けている訳ではなく、最終的にフィルタリングを利用するかしないかはその契約者の保護者の意向に基づきます。
そして、事実このフィルタリングサービスへの加入者もあまり伸びていない模様です。
インターネットという巨大で国境のないメディアは、常に未成年に対する有害情報という問題と背中合わせになっているのです。
インターネットが普及するに従って問題になりはじめた事で "ネット心中"という事件があります。
このネット心中、少し前までは車の中で練炭を燃やすという手段が使われていましたが、最近は硫化水素を発生させるという方法に変わってきているようです。
この事件もインターネットが大きな影響を与えています。
ニュースでは、トイレ用洗剤と入浴剤を混ぜ合わせて硫化水素ガスを発生させたなどど報道されますが、某巨大掲示板の中には、その"トイレ用洗剤"と"入浴剤" の具体的な商品名や入手方法、またそれぞれをどのくらいの割合で混ぜれば確実か などが全て書かれています。
こんな情報を多感な青少年が見たら、試してみたくなる可能性は十分あります。
子どもを持つ親なら誰しも、我が子の携帯からこんな内容のサイトに接続できないようにして欲しいと願うはずです。
しかし、いくら子ども携帯からの接続を規制しても、サービスに加入していない友だちの端末を借りてアクセスするかもしれません。
またこれ以外でも学校裏サイトやメールによるいじめなどの問題も報道で取り上げられます。
インターネット上の情報と青少年との関係は解決が難しい問題の一つだと言えます。
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